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認知症を受け入れる文化、そして暮らしづくり

2021年4月7日刊行

書名:『認知症を受け入れる文化、そして暮らしづくり』
著者: 高橋幸男
編集: 出澤清明
定価: 1,180+税
版型: 単行本(オンデマンドペーパーバック)
造本: 100ページ/A4サイズ/本文モノクロ
ISBN-978-4-906978-40-3

本書には数多くの作品写真と製図が収録されています。

超高齢社会を迎えたわが国で認知症を患っている人は約460万人、2025年には65歳以上の約2割が認知症になると推定されています。誰もがなる病気、そして身近な人がなる病気として、多くの人が認知症と関わっていかざるを得ない社会が、すぐそこまで来ています。「病」としての認知症はよく知られるようになりましたが、認知症の人に対する誤解や偏見はなくなるどころかいまだにあると言わざるを得ません。そして、もの忘れやこれまで出来たことができなくなること、言葉や認識力の低下などの「中核症状」とともに、「認知症の行動・心理症状(BPSD)」と呼ばれる、幻覚、妄想、うつ、興奮、暴言、暴力、徘徊などに対しての無理解が、認知症本人のくらしにも大きな影響を及ぼします。しかし、それらの症状等がなぜ起こるのか、どういう原因で起こるのか、著者の高橋幸男さんが唱える〝からくり″、認知症になりゆく過程でみられる心理社会的な特徴を理解することで、実は多くのBPSDに改善が見られます。ここでは、認知症に関わる多くの方に、その〝からくり″を知ってもらうこと、特に、認知症の人や家族と接することの多いケアマネージャーの方々にはぜひこの内容を知ってほしいと言っています。また、この本には、BPSDへの対応事例が11も書かれています。個別の事例は現場で大いに役立つ内容です。認知症関係者必読の一書です。


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